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リトルサーバーを半年契約で使ってみました。
リトルサーバーは2016年7月に運営が開始した新興レンタルサーバーです。月額150円の最安プラン「ミニプラン」でもWordPressが使えるのは魅力。
同時期に誕生した他社のレンタルサーバーに比べると、リトルサーバーはサーバーのSSD化やHTTP2対応は遅いですが、新興レンタルサーバーとして既存のシステムの安定化を重視している印象があります。
実際、WordPress運営も特にトラブルは無く安定して稼働してるので、なかなかよいサーバーです。
当ブログのアクセスは1日500pv前後です。他の運営しているブログを含めても1日1000pvに届かないアクセスになります。。プランは「リトルプラン」です。
なので、どのぐらいのアクセスまで耐えることが出来るのか分かりませんが、個人サイトや個人ブログの運営には問題ないサーバーといえます。
リトルサーバーの口コミや評判、レビュー記事など少ないので、この記事を参考にレンタルサーバーを考えてくれたら幸いです。
リトルサーバーリトルサーバーの使用感
リトルサーバーを契約して半年が過ぎたので、契約するまで分からなかった使用感について書いていきます。
やはり、一番の特徴は月額150円でWordPressが使える点でしょう。他社のレンタルサーバーのプラン比較を見ると、一番下の最安プランはHTMLとPHPのみが多いです。
PHPが使えるので動的サイトを運営できるかと思いがちですが、他社最安プランだとデータベースのMySQLが使えないサーバーがほとんどです。WordPressのようなCMSを利用する場合は、PHP。MySQLがセットで使えるプランになるんですよね。
リトルサーバーは全プランでPHP・MySQLが使用できるのでWordPressも使えます。
それでいて、トラブルに遭遇したことないので安定しています。
リトルサーバーのここがダメ
一般的なサイト運営だと大丈夫なのですが、専門的な内容となるとリトルサーバーはサーバーとしての機能が乏しいです。
- ミニプランで高負荷なWordPressプラグインが使用できない
- PHPの機能に一部制限有り
- 独自ドメインSSL化はネームサーバーをリトルサーバーに設定する必要がある
- 独自ドメインの「サブドメイン」を他のサーバーで運用できない
- 運営歴が浅い
WordPressはブログの「ウィジェット機能」のように多数の「プラグイン」が使用できます。その中で、バックアッププラグインの「BackWPup」を実行中はサーバーへの負荷が高いためかリトルプランだと時間がかかりすぎてエラーになりバックアップデータを作ることが出来ません
また、PHPの機能に一部制限がありWordPressプラグイン「BackWPup」にはバックアップデータをFTPで別のサーバーに保存する機能があるのですが、PHPの「FTP接続」には非対応です。
独自ドメインのSSL化はリトルサーバーのネームサーバーに設定する必要があります。独自ドメインのネームサーバーの設定は取得したドメイン提供会社で行いますが、ムームードメインにある「ムームーDNS」でリトルサーバーのホストを設定してもSSL化は出来ません。
なお、リトルサーバーで提供されているドメインのうち初期の「登録ドメイン」以外はSSL化できません。
独自ドメインのサブドメインを別のサーバーで運用したいときは不便になりますね。他社レンタルサーバーにあるドメインのゾーン設定が出来ません。
example.com → リトルサーバー
subdomain.example.com → 他社レンタルサーバー
このように分けたいときは、ドメインを取得したドメイン提供会社のほうで設定する必要があります。なおその場合はリトルサーバーで独自ドメインのSSL化は出来ません。
リトルサーバーは2016年7月に始まった新興サーバーです。なので運営実績が他社に比べて少ないです。
だからと言って不安はあるかというとサポートの対応が良いので問題なく使えてます。
リトルサーバーのここが良い
- WordPressが月額150円から使える安さ
- サポートも丁寧で迅速
- お知らせのメンテナンス情報がしっかりしてる
なんといっても月150円からWordPressが利用できること。他社の有料レンタルサーバーを探してもこの安さはリトルサーバー以外にありません。
サポートも数回利用したことありますが、どれも翌日までには返答がありました。サポート対象外だと思っていた独自ドメインで「Movable Type」の管理画面に入れない時も回答いただきました。
それと、お知らせにあるメンテナンス・障害情報もしっかり伝えてる印象。数分などの瞬間的な障害は分かりませんが、1時間を超えるような大き目な障害はしっかり記載されています。
2018 1/26 d03サーバー緊急メンテナンス中
平素はリトルサーバーをご利用いただきまして、誠にありがとうございます。現在一部のサーバーで障害が発生し緊急メンテナンス中です。
d03サーバーにおきまして、通信が断続的に不安定となっており、現在対応中でございます。
※復旧まで2~4時間程度かかる見通しでございますが、続報が入り次第こちらでご案内いたします。
14:00 ハードウェアに障害が発生しており、現在交換作業を続けておりますが復旧までもう数時間かかる見通しです。長時間にわたりご迷惑をおかけいたしますが、もうしばらくお待ちください。
15:00 ハードウェア交換を終え、15:20ごろ復旧の見通しとなっております。
15:14 長い時間お待たせいたしました。復旧いたしました事をご報告いたします。なお、お問い合わせをいただきましたお客様には、明日中までにお返事をさせていただきますので、しばらくお待ちください。
障害の復旧する時間帯もしっかり伝えています。また、サーバーのスペックアップなどのメンテナンスも事前に告知されています。
以前、他のレンタルサーバーを借りたときは障害やメンテナンス中はお知らせ無し。復旧してから「障害がありました」とお知らせしているだけだったので、リトルサーバーの障害中の状況報告やメンテナンス告知には好感が持てます。
新興レンタルサーバーでありますが、運用に頑張ってる印象です。
リトルサーバーは新興レンタルサーバーで堅実な運営をしている
リトルサーバーは2016年7月に運営が開始していますが、同時期に出てきた他社のレンタルサーバーと比べるとサーバースペックでは劣っている面もあります。
2016年に出てきたレンタルサーバーで代表格なのがmixhostですが、mixhostは運営開始から2度にわたりスペック強化で容量を増加しています。
また、運営当初からSSDに対応していてHTTP2も使用できます。
それに比べてリトルサーバーは、運営当初はSSL化は対応しているものの、ディスクはHDDでSSDになっておらず、HTTP2も非対応でした。
SSD、HTTP2は2018年に全プランで順に切り替えながら対応しました。
リトルサーバーはハード面やソフト面など新機能を活発的に導入してる印象はありません。逆に言えば新機能などに慎重な運営をしているようにも見えます。
新機能追加でトラブルになるよりも、既存のシステムのまま安定性を重視しているのでしょう。
ディスクのSSD化やHTTPS2対応も期間をずらして段階的に行っていたので、このあたりからも堅実な運営をしていることをうかがえます。
二次創作の同人系サイトも利用可能
リトルサーバーは同人系サイトやアダルトサイトの運営が可能です。
同人系サイトを運営したいのですが?
同人サイト公開は問題なく行えますが、以下の条項を遵守していただく必要があります。
1.他者が著作権を所有するコンテンツの無断公開や無断配信、他者の権利を侵害しない事
2.年齢制限が必要と思われるサイトは、コンテンツの入口に年齢確認ページを設置する事
3.権利者、第三者等による苦情や公開停止等を要請された場合は、コンテンツの修正または削除に応じていただける事
4.その他、利用規約を遵守し、弊社が不適切と判断したコンテンツの修正、または削除をお願いした場合においては、速やかに応じていただける事
同人系サイトも問題なく運営可能です。ただ、アダルトな内容が含む同人サイトは、サイトの入り口に年齢確認ページを設置することが必要となります。
また、アダルトサイトとしても運用可能です。その場合も日本の法律厳守です。
アダルト系サイトを運営したいのですが?
法令に反するアダルト系コンテンツの公開は原則として禁止させていただいております。
なお、過激な描写のないソフトアダルトやイラストCGなどを含め、文章を主体としたコンテンツにつきましてはアダルト系サイトとは看做さず、ご利用には差支えございませんが著作権などの取り扱いには十分ご注意ください。
※法令に反しないアダルト系コンテンツ(関係機関への届出済など)の公開は可能です。
2018年 2月8日追記
サイトに貼ったバナー画像の供給元が海外などの場合、意図しない画像が表示される事も考えられますので、供給元には十分ご注意ください。表示に問題があると思われる場合には公開の停止、削除をお願いする事がございます。
無修正コンテンツや海外広告バナーに注意することで、アダルトサイトの運営が可能です。
アダルトサイトをまつわる法律は年々厳しくなっています。違法動画をリンクしないなど日本の法律を守って利用するようにしてください。
リトルサーバーリトルサーバーのプラン料金表。全てのプランでWordPressが使える
リトルサーバーは全プラン「PHP」と「MySQL」が使えるので、WordPressにも対応しています。
リトルサーバーのスペック表(2019年1月26日 現在)
プラン名 | ミニプラン | ワードプラン | リトルプラン |
---|---|---|---|
初期費用 | 920円 | 920円 | 920円 |
月額料金(12カ月契約) | 150円 | 195円 | 250円 |
月額料金(6カ月契約) | 180円 | 235円 | 280円 |
最初にかかる費用合計 (12カ月契約)※税込 | 2,938円 | 3.521円 | 4,324円 |
最初にかかる費用合計 (6カ月契約)※税込 | 2,160円 | 2,516円 | 2,808円 |
ディスク容量 | 20GB(SSD) | 30GB(SSD) | 60GB(SSD) |
転送量 | 30GB/24時間 | 45G/24時間 | 90GB/24時間 |
提供サブドメイン | アカウント+2個 | アカウント+2個 | アカウント+3個 |
独自ドメイン | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
PHP | 〇 | 〇 | 〇 |
MySQL(データベース) | 3個 | 5個 | 10個 |
WordPress簡単インストール | 〇 | 〇 | 〇 |
Movable Type簡単インストール | 〇 | 〇 | 〇 |
無料期間 | 20日間 | 20日間 | 20日間 |
※消費税は8%で換算
リトルサーバーは契約するとユーザーアカウントIDと同じ「初期ドメイン」が付いてきますが、アカウントIDのドメインはセキュリティの観点からあまり使いたくありません。
ですが、全プランで「提携サブドメイン」が使えるので、初期ドメインを使わなくて済みます。
提携サブドメインは「ミニプラン」「ワードプラン」で合計3個、「リトルプラン」は合計4個です。
※提携サブドメインはSSL化出来ません。SSL化は「初期ドメイン」または「独自ドメイン」になります。
全プランでWordPressが使えます。一般的にWordPress1サイトにつきデータベース(MySQL)1つ必要となります。なので、各プランのデータベースの数がWordPressのサイトの数になります。
無料期間と契約期間についての注意
リトルサーバーの無料期間は20日間あります。本契約に申し込むと更新月の月末まで利用できます。
3月1日にお試し利用したとします。お試し期間は最大20日間利用できるので3月20日に1年契約で本契約をします。すると翌年の3月31日まで利用できます。
一方で3月20日にお試し利用して、4月8日に1年契約で本契約を申し込んだとします。すると翌年4月末まで利用できます。
※更新の支払はクレジットカードで申し込みの場合、月末に処理されます。
なので、月後半に申し込んだほうが次回更新までの期間が1カ月延びることになります。
リトルサーバーは個人サイトや個人ブログにお勧めのレンタルサーバー
2016年7月に運用が始まったリトルサーバーは新興サーバーではありますが、全プランでWordPressが使えて月額150円からと安いのが一番の特徴です。サポートの対応も良いです。
専門的なことをやるにはサーバー機能として物足りないですが、一般的なサイトやブログ運営なら問題ないサーバーです。
リトルサーバーは2016年7月に出来たばかりの新興サーバーです。なので会社としての歴史はありませが、新興サーバーとしては堅実な運営をしている印象です。
アダルトサイトも利用できるので、二次創作の同人系サイトなんかもってこいですよ。
リトルサーバー