2020年1月1日、北陸おでかけパスとえちごツーデーパスを使って美佐島駅と越後湯沢に行ってきました。
えちごツーデーパスはざっくり言うと新潟県内のJR東日本とほくほく線、えちごトキめき鉄道が2日間利用できるフリーきっぷなんですが、上越新幹線の「越後湯沢-新潟」間も乗車券として利用出来て便利なきっぷなんですよ。これで大人2740円だからお安い。
金沢駅から始発で直江津駅まで移動
金沢から富山までの始発列車は朝5:15発、近所の最寄り駅から電車やバスが無いので金沢駅まで歩いていきました。途中、尾山神社で初詣にも行ったりしてね。
駅に着いたら、e5489でクレカ払い(VISAデビット)で支払い済みの北陸おでかけパスを受け取ります。北陸おでかけパスは利用日の3日前まで購入する必要があるのですが、先にクレジットカードで支払っておくと利用日当日に受け取り可能です。
まずは列富山に向かう。朝早いのに意外と人が乗っていましたね。
富山で泊行きに乗り換え。こっちも意外と人がいる。
泊からえちごトキめき鉄道の直江津行きに乗り変えます。同一ホームでの縦列乗り換えです。
曇っていた天気に晴れ間が見えてきて、微妙なんですが初日の出も拝めました。
直江津駅に到着。北陸おでかけパスはここまで。ここから先は「えちごツーデーパス」を利用。
ほくほく線の越後湯沢行は1時間後。改札を出て「えちごツーデーパス」を購入しました。
直江津駅でえちごツーデーパスを購入
えちごツーデーパスは利用日の当日に購入が可能です。JR東日本の指定券が買える券売機でも購入できます。
新潟県内のJR東日本、ほくほく線、えちごトキめき鉄道が利用できるので新潟の移動に便利なきっぷです。
直江津駅から美佐島駅へ
まず最初の目的地美佐島駅に向かいます。
美佐島駅はトンネル駅の1つでゲームの電車でGO2にも出てきた路線です。北陸新幹線開業前はここを特急「はくたか」が160kmのスピードで通過していたそうです。
途中、いくつかの駅でお見送りに手を振りながらスーツケースを持った家族ずれが乗ってきて意外と乗客はいます。もうUターンラッシュの時期なんですね。
直江津から1時間ほど電車に揺られ10時28分に美佐島駅到着です。
トンネル駅の1つ美佐島駅のようす
美佐島駅は全国に5つあるといわれているトンネル駅の1つです。
2カ月ほど前に旧北陸本線の筒石駅訪問もしたのですが、それと比べて美佐島駅は新しく綺麗。
ホームへの入口にある扉は重厚です。自動ドアになってるのがハイテク。
扉は列車到着時にしか開きません。
地下待合室には駅ノートと駅スタンプが設置されています。
地下から地上へ上がる階段の前にも自動ドアの扉があります。ホーム側のドアが開いていると、この扉は開かないようです。つまり、駆け込み乗車は不可。
美佐島駅の地下から地上へ続く階段は短い。地下水も流れていなくて綺麗に感じる。
地上から地下への階段。大きく「美佐島」の文字が印象的。
美佐島の駅舎内は綺麗。
地上部分にも休憩室があり、扉を開けると中は畳になっててくつろげます。
地上部にある待機室にも駅ノートが置かれていました。
厚着をしてきたからなのか、寒くは感じなかったです。
美佐島駅周辺は何もない
美佐島駅を出ると雪景色。
辺りはお店など何もありませんが、ペット葬があるようです・・・
雪も金沢でいつもの積雪ぐらいは積もっています。美佐島駅は豪雪地帯なのでこの積雪は少ないかもしれないですが、一足早く雪の感触を確かめながら歩きます。
新雪を踏みしめるとギュッギュって感触が足の裏に伝わってきてよい。
次の電車まで1時間ほどの滞在でしたが、雪景色の写真撮っていたらあっという間でした。
美佐島駅から六日町で乗り換えて越後湯沢へ
次に乗った電車は六日町行きでしたので、六日町で上越線に乗り変えです。
六日町に到着して数分、水上行の電車が来ました。こっちもスーツケースを持ってる乗客がちらほらでそれなりに混んでいましたね。座れなくもないので、相席ながらも座りました。
六日町から20分で越後湯沢に到着です。
越後湯沢駅「CoCoLo湯沢」は人が多いので駅そばでお昼
越後湯沢駅の構内にあるショッピングセンター「CoCoLo湯沢」は人で賑わってるので、コンコース内にある駅そばでお昼にしました。
温泉客と帰省客、スキー客までいてごった返すのか。
越後湯沢の駅そばは建物の中ではなく同じコンコース内にあるので、リュック背負いながら店舗内の狭い通路を移動しなくていいのが楽。
月見そば370円を注文。あとでGoogleマップのレビュー見たら冷凍麺に変わったって書き込みもあったんですけど、麺も歯ごたえあって普通においしかったです。
越後湯沢駅の「CoCoLo湯沢」には日帰り温泉施設もあり、駅から直結してる温泉施設って全国的にも珍しいです。
CoCoLo湯沢のお土産屋などの通路は混んでいましたが、端っこから回り込むように奥へ行ったらすんなり行けました。
ぽんじゅ館のカフェ「糀らって」の奥に温泉施設「酒風呂湯の沢」があります。大人800円、レンタルのバスタオル、タオルも無料で付いてきます。
温泉は、天然温泉にお酒を混ぜていて、まろやかな質感です。
CoCoLo湯沢がかなりの人だったのですが温泉は数人ほどの客。夕方になるとスキー客らで混んでるそうです。
お風呂は内風呂1つで小さいですがゆっくりできました。お風呂の温度はやや熱め。
風呂上りは「糀らって」で麹ソフトクリームを食べました。風呂上がりにアイスは喉が潤います。
美佐島駅訪問と越後湯沢で温泉も入っったので、あとは金沢に帰るだけですが朝の移動中に晴れ間が見えたので夕陽を見たかったので海のそばにある青海川駅に向かいます。
えちごツーデーパス最大の利点、上越新幹線にも乗る
えちごツーデーパスは上越新幹線の「越後湯沢-新潟」間も乗車券として利用できます。なので、新幹線特急券を追加するだけで新幹線に乗れるんです。
新幹線使えるは一番の利点だと思うんですよ。「越後湯沢-長岡」間は在来線で1時間20分ほどですが、新幹線だと20分で移動できますからね。
金沢から新潟駅に行くのにも、長岡から新幹線乗れるのでかなりの時間短縮になります。
新幹線は5年ぶりなので子供に戻ったように少し興奮。
越後湯沢駅の新幹線の号車番号がややこしい
新幹線で少し興奮気味だったのですが、ホームにある案内掲示板で自由席の号車番号の位置に移動するのですが、ホーム下に貼られている号車番号の種類が多くてややこしいです。
おまけにガーラ湯沢行きとの切り離しもあるので、ホーム後ろ側の案内板にはガーラ湯沢行きしか案内されてない。前の方の案内板には新潟行きと案内。
駅員に聞いたり、案内放送の「自由席は白色の青文字の9号車~11号車です」でようやく理解したのですが、新幹線乗り慣れてないしこれ初見殺しですよ。
MAX8両編成の2階建てで号車が異なり、同じに見えて違う。もうわけがわからない。
写真撮りたかったので早めに来たのですが、新幹線の種類が多くてこんなにややこしかったとは…早めに来て良かった。
年末年始の新幹線自由席は混雑する
新幹線が来てワクワクしていたのですが、自由席はデッキまで満員。比較的開いてそうな号車から乗車。
ホームの号車番号がややこしかったのですが、ガーラ湯沢行きとの切り離しで数分停車していたのが唯一の救い。
長岡だからよかったのですが、立ち席で新潟まで行ってたらきついです。
この日は東京行きも指定席満席。年末年始やお盆、G.W.などの混雑する時期は利用しないか、早い時期に指定券を購入して確実に座るかですね。
長岡から青海川駅へ、天候悪くそのまま金沢へ帰る
長岡で新幹線を降りて青海川駅に向かいます。電車は長岡始発だったので座れました。
しかし、青海川駅に近づくにつれて天気が悪くなり雨も強くなってきました。この天気で1時間も青海川駅に居るのも億劫なので降りずに直江津駅へ。
直江津駅から泊行きの列車に乗ってそのまま金沢に帰りまます。直江津から糸魚川までの乗客が多く糸魚川まで立ち席。北陸新幹線で利用する人が多いのかな。
帰りは、富山から北陸新幹線「つるぎ」でリベンジ。北陸おでかけパスは新幹線の利用不可なので乗車券と特急券が必要ですが、まあ20分で着くので最後にちょっとした贅沢。
およそ20時間ぶりに金沢駅に戻ってきました。
北陸おでかけパスとえちごツーデーパスの組み合わせは新潟巡りに便利
えちごツーデーパスは上越新幹線も乗車券として使えるので行動範囲がかなり広がるんですね。
今まで規模の大きめのフリーきっぷは青春18きっぷと北陸おでかけパスぐらいしか使ったことなかったんですけど、新幹線利用できるのはかなり大きいですよ。
新潟県広いですからね。
今回の旅行の交通費(フリーきっぷ+新幹線)
- 10,010円
フリーきっぷ無しで行った場合(改札降りた駅までの運賃で計算)
- 14,380円
えちごツーデーパスは2日間、北陸おでかけパスは1日間の有効期限で、北陸おでかけパスは年末年始も土日祝日限定なので平日となる1月2日は使えません。
なので、えちごツーデーパスは1日分しか利用できないのですが元は取れています。まあ、もったいない感はありますが。
切符の情報や関連記事へのリンク
フリーきっぷの情報や関連記事へのリンクです。
- 北陸おでかけパスの情報(ほくきっぷ)※当管理人運営の個人サイト
- えちごツーでパスの詳細(JR東日本)
- 筒石駅訪問の記事