北陸おでかけパスを利用して富山へ小旅行へ行ってきました。
小旅行の目的は、雨晴海岸での初日の出の下見、富山駅前の路面電車の工事を見る。ついで時間があったら筒石駅を訪問する予定です。
富山小旅行で時間に余裕ができたので、今回はおまけとして旧北陸線のトンネル駅「筒石駅」訪問についてです。2019年10月26日訪問。
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筒石駅ホームと連絡通路の様子
筒石駅は2019年3月15日までは有人駅でした。そういえばJR北陸本線時代に青春18きっぷで筒石駅を通り過ぎた時は、駅員がホームに居たのを覚えています。
泊駅でえちごトキめき鉄道の直江津行き列車に乗り変えて筒石駅に降りました。トンネル内なのでホームは狭いように感じます。昔ここを特急はくたかや北越が通過していたのを考えると凄そうです。
(多分駅員にホームに出ないように注意されるのではと思いますが)
筒石駅のホームは上下線互いにズレた感じの相対式ホームになっています。直江津方面の下りホームから少し向こうに、糸魚川・泊方面の上りホームが見えます。
10月下旬の今日は過ごしやすい気温でそこまで肌寒くは感じないのですが、トンネル内のこのホームで息を吐くと白いです。
水も流れる音がして、どこからか地下水が流れているようです。
ホームへの出入口にはドアがあります。開放厳禁です。
筒石駅の記念切符は能生駅で販売されているようです。
ここから地上に出るために階段を上ります。エレベーターやエスカレーターはありません。手すりはありますが、バリアフリーでもありません。
物音がしない静けさ。幽霊まで出ないと思いますが、地下深そうな場所なので、1人でいると少し怖い感じがしますね。
停電になったら、トンネルが崩壊したらとか少し考えてました。1,2時間ここで列車待ちとかあまり長居したくない場所です。
階段を登り切って左に行くと出口。右に行くと「糸魚川・泊」方面への上りホームです。
上りホームへの階段降りて少し曲がりくねった先には待合場があります。
上りホームも同様にホームへは扉があります。
上りホームから下りホームです。
上りホームから階段を上って戻ってきました。突き当りを曲がって少し行くと地上ですかね?
長い階段が待っていました。手すりの外側のスロープになってるところが地下水が流れています。湿った感じが、子供の頃に行った竜飛海底駅の雰囲気に似てて思い出しました。
湿度もあるのか少しひんやりしてます。
登り切りました。
運動不足で体力もないので、この階段は足腰に来ますね。太ももが痛くなりかけました。
階段を上り切って、駅舎内に来ました。下り線ホームから地上の駅舎内までは、ゆっくる歩いて5分程度でしょうか。
駅舎内には駅スタンプと駅ノートが置いてありました。ホーム待合所にあった時計と違い、地上側は止まっているようです。電池切れで止まったのか、元々壊れていたのかは分かりませんが。
切符の回収ボックス付近には「ホームへ行かれる際は入場料が必要」との主旨が書かれた貼り紙がありました。券売機は設置されていないので、もし車などで来てホームへ行く際には入場料分の現金を切符回収ボックスに入れる必要があるみたいです。
駅舎は簡素なものです。トイレもあります。
時間は16時15分ごろ。日が暮れる前に来て良かった。こんな所、真っ暗な時間帯に歩きたくないです。
次の列車まで約30分。少し海の方まで歩きましょうか。
筒石駅の周辺
筒石駅の右上には新潟県道431号線が通っています。民家も数件見えるので近くに小さな集落がありそうです。
筒石駅からの道を少し登ると県道431号と合流します。
筒石駅は北陸自動車道の新潟の上越の連続トンネルの途中にあります。日本海が近いので北陸自動車道を越えると海が見えそうです。
北陸自動車道の連続トンネルは上りは8個目。
日本海が見えてきました。筒石駅から海沿いの国道8号まで1kmほどの距離なので、高速道路の高架下からだと、それなりに距離ありそうです。
筒石駅の地上からホームまで離れていて、次の直江津方面の列車の時間も迫って来てるので海へ行くのを諦めて筒石駅に戻ります。
直江津行きの列車が来たので、直江津まで向かいます。筒石駅はなんとも独特の雰囲気がある駅でした。
直江津駅で「えちごツーデーパス」購入の確認
直江津駅までやって来ました。ここから信越本線はJR東日本です。ここ数年、関西や東海ばかり行ってたから、何年ぶりかに見たJR東日本の看板。
JR西からJR東で管轄が変わったので、北陸おでかけパスが自動改札通るのか凄いドキドキしましたが、普通に改札通れました。
以前、直江津駅に来たときはまだ「北陸おでかけパス」が自動改札未対応だったので、改札出るのが楽になりましたな。
北陸おでかけパス有効エリア端っこまで来たので金沢に帰るだけですが、ついでなのでJR「指定券券売機」でえちごツーデーパス購入できるかの確認しました。
指定券券売機で「おトクなきっぷ」に「えちごツーデーパス」の項目があり、この日は土曜日だったので当日購入もできるようです。新潟方面には行かないので値段を確認したらキャンセル。
「えちごツーデーパス」は平たく言うと、北陸おでかけパスの新潟版で、新潟県内の鉄道(JR東・ほくほく線・えちごトキめき鉄道)が2日間乗り放題のきっぷです。大人2,740円。
※新潟県内でも大糸線はJR西のため「えちごツーデーパス」は利用できない
北陸おでかけパスと違うのは土曜出発なら当日購入可能(2日間なので日曜発売の切符はない)。
えちごトキめき鉄道の日本海ひすいライン「市振-直江津」は北陸おでかけパスと重複区間になりますが、「えちごツーデーパス」は長岡や、新潟、越後湯沢へ行ける便利なきっぷです。
JR東の新潟県内には他に「えちごワンデーパス」などのフリーきっぷもありますが、直江津駅から利用可能なのは「えちごツーデーパス」だけです。
2019年10月ダイヤで金沢から普通列車(快速含む)で新潟駅まで日帰り可能です新潟滞在は5時間程度)。「ほくほく線経由」で越後湯沢までも行けますね。
金沢駅を始発で出発だと直江津での乗り換え時間50分弱あるので余裕で「えちごツーデーパス」当日購入もできますね。指定券券売機が混んでいなければ15分程度の乗り換え時間でも購入できそうです。
※指定券が購入できない普通の券売機だと「えちごツーデーパス」は買えないみたいです(それらしい項目が見当たらなかった)。えちごトキめき鉄道の券売機は未確認。
ただし、えちごツーデーパスは日曜の当日販売はしていないので、北陸おでかけパスとの組み合わせは土曜日のみとなりますけど。北陸おでかけパス土日2枚購入で、新潟に2日滞在できますね。
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