普段使いとしてクロスバイク「GIANT CROSS 3000 07年モデル」に乗車しています。購入したのが2007年の10月頃でもう13年目です。
基本的に日常使いの街乗りで使っているので、自転車のメンテナンスはいつも通りのタイヤやチューブ、ブレーキシュー、ワイヤーなどを交換するだけで、今回はそれに加えて中のスポンジが見えてきたサドルも交換しようと思いました。
ただ、ボスフリーのスプロケのラチェット機構が効かなくなってきたことと、県内に5つある大規模サイクリングロードも完走したいと思いましてね、それなら暖かくなる春先までのこの冬に細かい所もメンテナンス(部品交換)することにしました。
徹底的にメンテナンスしようと思うので、今回は調べたことをまとめます。
素人による見解なので、記載内容に間違いがある場合があります。プロによるメンテナンス法ではありません。自転車メンテナンスはショップに任せるか自己責任でお願いします。
経験済みのパーツ交換と予定の交換部品
経験済みのパーツ交換
- タイヤ
- チューブ
- リムテープ
- ブレーキ本体(DEOREに)
- ブレーキシュー
- チェーン
- シフトレバー
- ブレーキ・変速のワイヤー
交換したい部品リスト(赤い太字は最優先事項)
- タイヤ2本
- チューブ2本
- リムテープ2本
- ブレーキシュー4個(2個入り2セット)
- サドル(中のスポンジが見えてボロボロなので)
- スプロケット
- チェーン
- リアディレイラー
- フロントディレイラー
- クランク
- BB
モノタロウとAmazonで調べて専用工具のスプロケ用クランク用、BB用なども入れて見積もったら約3万弱。タイヤ交換とサドルの交換だけだと1万ぐらいで済みます。
ほとどんどフレーム(フォーク含む)とハンドル、ホイール以外の交換となる予定です。
スポーク調整はしません。素人が下手にやってスポーク折ったりリムの振れがひどくなったりする可能性もなくはないので。
それと8速化にも出来るのですが、シフトレバーは2年前の変速不調で交換済み。まだキビキビ動くので、変えるのは流石に勿体ないです。
パーツ交換は性能アップが目的ではなく現状維持です。性能アップしても体力も脚力もありませんから(^^
ただ、リア7速なので今だとシマノのコンポーネントTourneyでも対応できますが、今と同じグレードや1ランク上のグレードに変更したい気持ちもあるんですよね。
自転車専用工具に付いて
ホームセンターで購入できる、あるいは手元にある工具以外にも自転車専用工具も必要になる。
- ボスフリー抜き工具
- クランク外し工具(コッタレス クランク )
- BB外し工具
- ペダルレンチ
※チェーンカットは外装シマノ対応のがホームセンターでも入手できるし、既に持っています。
専用工具はAmazonとかで安い中華品も出回っていますが、ボルト外すときに工具やボルトが舐めては困るので、シマノ純正か自転車パーツのメーカーから出てるものが安心できると思う。
2007年モデルのGIANT CS3000のフルスペック
ブラウザにお気に入りとしてGIANTの商品ページが登録していました。2019年12月25日現在もサイトに情報が載っています。※フラッシュプレイヤー必要です
CS3000の製品ページにフルスペックのパーツやジオメトリーも載っている。
スプロケットの種類とギア比に付いて
CS3000のスプロケットはシマノのボスフリー7速用が使用されています。
カセットのスプロケットのほうが種類も多く選択肢も増えるのですが、ホイールを交換しないといけないので、交換用もボスフリー7速にします。
ただ、スプロケの歯数は「14-34T」から「14-28T」に変更します。
34T(1s)は次のギアが24T(2s)で開きがあり、2速→1速に変えると若干ペダルに負荷が掛かってるような感じがして気分的によくないのです。
さいわい、フロントのギアクランクも「22-42T」に変更したら、よく使用するギアが前2速に集中して都合がいいです。
現在のスプロケとクランクのギア比
48 | 38 | 28 | |
---|---|---|---|
14 | 3.43 | 2.71 | 2.00 |
16 | 3.00 | 2.38 | 1.75 |
18 | 2.67 | 2.11 | 1.56 |
20 | 2.40 | 1.90 | 1.40 |
22 | 2.18 | 1.73 | 1.27 |
24 | 2.00 | 1.58 | 1.17 |
34 | 1.41 | 1.12 | 0.82 |
※普段よく使用するギア比を太字にしています
交換予定のスプロケとクランクのギア比
42 | 32 | 22 | |
---|---|---|---|
14 | 3.00 | 2.29 | 1.57 |
16 | 2.63 | 2.00 | 1.38 |
18 | 2.33 | 1.78 | 1.22 |
20 | 2.10 | 1.60 | 1.10 |
22 | 1.91 | 1.45 | 1.00 |
24 | 1.75 | 1.33 | 0.92 |
28 | 1.50 | 1.14 | 0.79 |
※普段よく使用するギア比の近似値を太字にしています
フロント2速でリア2速で走っていて、ペダル重たい時にリアを1速に変えるんですけど少し軽すぎる感じがするんですよ、なのでフロント42Tに変えると今のリア1.5速程度のギアも使えて都合がいい。
最高速は落ちますが、その分軽いギアも使えるので山間部を走る時もよさそうです。
リアディレイラーの取り付けは複雑
六角レンチでボルト外して交換の「簡単」だと思っていましたが、YouTubeで「リアディレイラー 交換」動画見てましたらそんな単純じゃなくて、リアディレイラーの部品とフレームのツメを合わせないとダメとかで難しそうに感じました。
ただ、動画見ていたら、こういうことなんだって分かったので、これも自分で交換できそうな気がしました。多分、本やブログのように写真と文章だけだと理解できてなかった。
ギア、変速周りは7速に対応しているものを選ぶ。9速用とか選ぶと使えなくはないと思うが、歯の間隔やチェーンのピッチの違いで、スムーズに変速できないなどの不具合が生じる可能性もあるので、まあ合わせた方が無難あろう。
フロントディレイラーC051の情報とチェーンステイアングルの角度
通販サイトで交換用のフロントディレイラー色々見ていたら、チェーンステイアングルの角度が気になった。
63°-66°や66°-69°と色々ある。
チェーンステイアングルの角度も今の自転車に合わせないといけない。ただ、CS3000のフルスペックを見ても角度に付いて記載無い。
ググってたら当時の2ch過去ログが出てくるが、「63-66」「66-69」と情報がバラバラ。(後で「63-66」はCS3400のフレームLサイズだけだったと判明)。
なので、ヤフオクで「C051」ググったら対応してるシフトレバーを出品しているのが見つかり、掲載してる画像の説明書には「C051」のスペックも載っていた。
ただ、オークションなので出品が終われば情報も消える可能性あるので、C051のスペック表を記載する。
FD-C051のスペック情報
モデルナンバー | FD-C051 |
---|---|
対応ボトムプラケット | BB-UN26 |
対応フロントチェーンホイール(クランク) | FC-TX71 |
ノーマルタイプ/トップルートタイプ共通 | × |
トップギア歯数 | 48T |
キャパシティ | 20T |
トップ-ミドルミニマムキャパシティ | 10T |
取付バンド幅 | S、M、L |
チェーンステイアングル | 66°- 69° |
対応チェーンライン | 47.5mm – 50mm |
チェーンステイアングルは2種類あるかもしれないですが、2ch過去ログの情報含めると「66°- 69°」の可能性が高い。
チェーンアングルの求め方
念のためチェーンアングルに付いても調べてたら、フレームの各サイズからも計算で求めることができるのが分かった。
自転車本体のジオメトリーから各部のフレームサイズや角度を入力するだけでチェーンアングルが分かる計算ツールもあった。
GIANT CS3000 07モデル Mサイズのチェーンアングルは「66.2」と判明。なので、「66°- 69°」が適応品。
チェーン交換について
チェーン交換するさいに、シマノのマニュアルには余分なチェーンをカットすると記載されてるらしい。
シマノのマニュアルのリンクは後述で記載します。
余分なチェーンをカットするには、正しい方法で確認しないといけない。MTBやロード、歯数などで測定方法が2通りあるが、今回の場合、フロント・リア共に最大歯数に合わせて2リンク残してカットする。
チェーンのカットする場所も決まっている(推奨するという意味で)。
こちらの動画で詳しく解説してました。
BBのサイズとチェーンラインについて
BBは今の自転車と同じサイズ「68mm-122.5mm」にしようと思いましたが、交換したいシマノのギアクランクFC-M311のマニュアル見ると、対応ボトムブラケット「BB-UN261」チェーンラインが50mm、軸超123mmとなっていました。
軸長122.5mmはチェーンライン47.5mmとなっています。
チェーンラインが異なると変速がスムーズにならないそうで、BBもチェーンラインに合わせる必要があります。
BBは交換前の部品と同じサイズに合わせるのだと思いましたが、クランクが変わるのでチェーンラインは交換用のクランクに合わせる必要があるようですね。
フロントディレイラーのチェーンラインは「47.5mm」と「50mm」両対応なので気にする必要はなさそうです。
BBを外すには専用の工具が必要。
まとめ
「GIANT CS3000 2007年モデル」は、スプロケットはボスフリーなので交換が簡単。
リアディレイラーは取付時にツメに注意。フロントディレイラーのチェーンステーアングルは「66°-69°」の製品。
交換予定のクランクFC-M311のチェーンラインは50mm。
クランクとBB交換動画見ましたが、こちらも専用工具あれば簡単に出来そう。ただ、長年乗ってると固着するらしいので、スパナも出来ればモンキーレンチじゃなくてメガネレンチを使用で柄が長いのが有ったほうが良さそうみたいですね。
自転車メンテで役立つサイト
自転車探検!、用語など詳しく載ってるサイト。
ホーザン メカニックアカデミー、パーツ交換などを解説してる。
シマノ ディーラーマニュアル 基本作業書(PDF)、組み立てマニュアル。
https://si.shimano.com/pdfs/dm/DM-GN0001-20-JPN.pdfあとはYouTubeでメンテナンス動画探してじっくり見ることですね。その中で、バイシクルガレージさんはおススメ。メンテナンス動画は分かり易く解説しているし、今は古いクロスバイクを治す動画も上げているので、まさに旬なネタ。
10数年前にフロントディレイラーのワイヤーが切れた時は、ブログ参考に何とか交換していましたので、今は動画で分かるので便利になったものです。(当時もYouTube有ったと思うけど、今ほど解説してる動画は無かったと思う。)