長年乗っているクロスバイクの変速レバー(シフトレバー)を交換してみた | なんかいろいろ備忘録

長年乗っているクロスバイクの変速レバー(シフトレバー)を交換してみた

GIANT CS3000いじり

以前、変速不調を直した記事で書いたのですが、同じ症状が出てきたのでシフトレバーを交換することにしました。

変速レバーの交換に必要なパーツも記事に書いています。

ワイヤー交換はしたことあるのですが、数年ぶりの作業なので、一緒に購入したサイクルコンピューター取り付けも含めて3時間30分ほどかかりました(15分程の休憩時間含む)。

写真を撮りながら交換作業したので、気になった点などを順を追って書いていきます。長年乗ってるクロスバイクなので汚れや錆が目立ちますがご了承ください。

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変速レバー交換で必要なパーツと工具

交換パーツ

  1. 変速レバー(左)
  2. 変速レバー(右)
  3. ブレーキ用インナーワイヤー x2
  4. ブレーキシュー4個1セット
  5. ハンドルグリップ 1セット
  6. 変速用アウターワイヤー x1
  7. ブレーキ用アウターワイヤー x1

アウターワイヤーも劣化していたので購入です。購入した変速レバーにはインナーワイヤーとワイヤーキャップが付属してました。アウターワイヤーにもエンドキャップが付属。

Amazonで購入したものとスポーツショップ(デポ)で購入したものがあります(値札シールが付いてるものが店舗購入)。

Amazonでブレーキ用インナーワイヤーを1本買い忘れたので、スポーツデポで追加購入(売っててよかった)。

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使用する工具

  • ワイヤーカッター
  • 六角レンチ(アーレンキー)
  • スパナ(今回はプライヤーで代用)
  • ペンチ
  • 先が尖ったドライバー

を使います。

他にも結束バンドのカットやグリップを外すため、ニッパーとカッターも使用。

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作業の順序

慣れない作業のため以下の順で交換してます。

  1. ブレーキシュー交換
  2. 左右のグリップ取り外し
  3. 変速機(後ろ)のワイヤー外し
  4. ブレーキ(前輪)のワイヤー外し
  5. 右変速レバー交換
  6. 右グリップを取り付け
  7. 変速機(後)のワイヤー取り付け(仮止め
  8. ブレーキ(前輪)のワイヤー外取り付け(仮止め)

左の変速レバーも同様に

  1. 変速機(前)のワイヤー外し
  2. ブレーキ(後輪)のワイヤー外し
  3. 左変速レバー交換
  4. 左グリップを取り付け
  5. 変速機(前)のワイヤー取り付け(仮止め
  6. ブレーキ(後輪)のワイヤー外取り付け(仮止め)

※ブレーキワイヤーと変速ワイヤーの調整は最後に行います。

一度にワイヤー全部外したほうがが早く終わますが、慣れてないのでワイヤーの取り付け位置を確認しながら、左右変速レバーを一つ一つで作業してます。

効率は悪いですが、確実に取り付けできるようにやっていきたいと思います。

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ブレーキシュー交換

ブレーキシューを交換します。ワイヤーも新品に交換するのでワイヤーも外して(カットして)もいいのですが、ワイヤーを外さないで交換することにします。

ワイヤーにL字型のパーツがブレーキ本体の(左の先端)にある黒い箇所に固定されてるので、外すと写真のように広がって作業がしやすくなります。

パンク修理などでタイヤを外す場合も同じようにワイヤー固定個所を外しますね。

六角レンチでブレーキシューを外します。この時ワッシャー(座金)などの部品の順番を確認。

新品のブレーキシューを取り付けます。ブレーキシューは進行方向に向きがあるので間違えないようにします。ワッシャーなどの部品も順番通りに取り付けます。

本当は、ブレーキシュー取り付け後にきっちりボルトを締めるのですが、ワイヤーを交換するので仮止め程度に軽く締める。

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変速レバー・ブレーキワイヤー交換

右レバー交換 → 左レバー交換の順に作業します。

ハンドルグリップを外す

グリップが古く劣化してるので、新品に変えるためにカッターで切れ目を入れて外します。

以前の『自転車の変速レバーの交換パーツは最低5点必要』の記事へのコメントでいただいたツイッターの内容。

コメント欄のCAPTCHA画像が表示されないのでこちらで。ワイヤーアウターもそのうち割れてきますし交換後2年以上経ってるなら同時交換がおすすめです。グリップは割り箸で端を持ち上げてパーツクリーナーか石鹸水を流し込めば抜けますが経年劣化しているなら新品も気持ちいいかも。がんばって~

— 大司教 (@SherlaneHalaran) 2017年5月16日

今のグリップをそのまま使いたい場合は、割りばしなどを使ってグリップとハンドルの間に石鹸水を流すと抜けやすくなるそうです。

ワイヤー取り付けの確認

ワイヤーの交換をする前に、アウターケーブルやワイヤーを通る場所などを確認します。スマホなどで写真を撮っておくと後で確認できて間違いにくくなります。

シフトワイヤーも上から通すのか下から通すのか確認。

ワイヤー外し

ワイヤー先端のキャップをワイヤーカッターでカットして固定ボルトを緩めてワイヤーを外す。ブレーキも変速用ワイヤー共に外すします(変速レバーに繋がってるワイヤーは外さなくて大丈夫です)。

ワイヤー外したら、ブレーキレバーを一杯に握ってワイヤーのタイコがどのように入ってる(固定されてる)か確認しておきます。これ忘れると新品のブレーキワイヤーを通すとき苦労します。

変速レバーのハンドルを固定しているボルトを外して、レバーを取り出します。

ワイヤー取り付け

取り外した古いアウターワイヤーと同じ長さにカットします。これは、シフト用・ブレーキ用共に行います。(黒色:古、赤色:新)

ワイヤカッターでアウターワイヤーをカットすると、先が潰れることがあるので先のとがったドライバーでグイグイっと穴を広げるとインナーワイヤーをスムーズに通せます。

ブレーキ用アウターワイヤーをカットしたら失敗しまいました。穴を広げてもアウターワイヤーの金属が邪魔でインナーワイヤーを通しても引っかかりが感じたので余ってるアウターワイヤーでカットし直しです。

自転車にもよりますが、僕の自転車の場合、1mぐらいケーブルが余ってたので余裕でした。

アウターワイヤーをカットし終えたらエンドキャップを取り付けて準備しておきます。

新しい変速レバーをハンドルに取り付けて仮止め。グリップとの位置を合わせるため先にグリップを取り付けます。

グリップが入りにくかったので、ハンドルにグリスを塗ってグリップを取り付けます。グリップの材質の関係でこの方法が最適かは分からないので、参考までに。

取り付け精度のなさは気にしてはいけない。

グリップを取り付け終えたらレバーの位置を調整して仮固定。インナーワイヤー・アウターワイヤーを通す順序は外した時の逆順になります。変速用ワイヤーは少しテンションがかかるぐらいで固定してボルトを締めます(本締め)。

変速用・ブレーキ用共に交換終えたら、今度は左(反対側)の変速レバーも同様に行う。余ったワイヤーはまだカットしません、調整が完了してから長さを合わせます。

古い変速レバーです。今までお疲れ様。

変速・ブレーキの調整

まず変速がきちんと入るか前後とも確認します。変速が上手くできないなら調整しますが、街乗りメインなので、そこまでシビアに求めません。

ブレーキワイヤーの調整は、僕が普段行ってるやり方になるのですが、

  • ブレーキレバーの調整ボルトをテンション最小にする
  • 仮固定してるワイヤー固定ボルトをワイヤーが動くまで緩める
  • ブレーキ本体をタイヤに押さえつけるまでワイヤーを引っ張って仮固定(軽めに)
  • ブレーキレーバーを軽く握ってワイヤーをゆっくり動かして遊びの調整
    (ワイヤの先端を手で持ちながらすると急に動かない)
  • レバーから手を放してタイヤを空転させる
  • ブレーキシューがリムに当たらなかったらOK
  • ワイヤー固定ボルトを本締め

です。

ブレーキの遊びの調整はお好みでいいと思います(遊びが小さすぎるとブレーキを少し握っただけで強くかかりますが)。

ワイヤーキャップの取り付け

変速用・ブレーキ用共に適度な長さにカットしてワイヤーキャップを取り付けてペンチで潰します(邪魔にならない程度に短くする)。

ワイヤーキャップはニッパーで潰す方法もあるのだけど、力加減が難しく一度切断したことがあるのでペンチを使うと失敗しにくいです(結構力がいるので大き目のペンチがあるといい)。

先にワイヤーキャップの縁を潰してからキャップ先端まで潰すと、キャップが抜けて紛失する心配がない。

結束バンドをうまく利用するといいです。

ブレーキの確認

ブレーキレバーをめいいっぱい握って固定されたワイヤーが動かないか数回確認します。何度か確認することででワイヤーの初期伸びも軽減されると思います。

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軽く走ってブレーキと変速の状態を確認

ブレーキの効きと変速の入り方が確認できたら、近所を軽く走ってブレーキと変速の状態を確認します。急ブレーキをかけて止まれるかも確認(近くに人がいない安全な場所で)。

これで変速レバー交換作業は完了です。お疲れ様です。

次にサイクルコンピューターを取り付けます(サイクルコンピューター取り付けてから走行チェックでもいいかも)。

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サイクルコンピューター取り付け

変速レバー周りの交換が終わったので、新しくサイクルコンピューターを取り付け。古いのが接触不良起こしてたので交換です。

古いサイクルコンピューターは変速用ワイヤーにケーブルを巻き付けていたのですが、ハンドルを曲げた際に断線したので、防止としてカールコードを作ります(断線したのはハンダ付けで使用してた)。

鉛筆など利用するとカールコードは簡単に作れます。途中までしか巻いてませんが、センサーのある手前まで巻きます。

自転車に取り付けました。カールコードなので断線の心配がなさそうです。

自転車にサイクルコンピュータを取り付けるのですが、2つの自転車ライトと変速表示のバーが見えにくいので、位置はハンドルからステムに変更です。

やらかしました。間違って逆さに取り付けてしまいました。アダプターの取り付け向きには注意しましょう(こうなると再度取り付けです)。

サイクルコンピューター付属の結束バンドは極細で長く、このタイプはホームセンターでも見かけなくて入手性悪いので、カットせずにギザギザが引っ掛かってる中のツメみたいなのを細いマイナスドライバーなどで広げて外すことにします。

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あとがき

暑い中の作業でしたので疲れました。新しい変速レバーは、ブレーキレバーと変速のトリガーの戻りが滑らかでギヤチェンジもスムーズにできていいですね(ワイヤーのおかげもあるかと思います)。

街乗りメインで生活用自転車としてクロスバイク乗ってるので、パーツ交換は軽量化うんぬんより、現状維持って感じです(主に消耗品交換など)。

余ったパーツ(インナワイヤー以外)は、もしもの時の為に取っておくようにしましょう(エンドキャップなど無くしやすいですからね)。

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