レガシーBIOSでMBRのパソコンにWindows11を入れてみた | なんかいろいろ備忘録

レガシーBIOSでMBRのパソコンにWindows11を入れてみた

PC

Core2Quadの古いパソコン、Windows10の動作検証ついでにWindows11もインストールできるのかやってみました。

Windows11はMicrosoftのサイトからISOファイルがダウンロードできます。

Windows11の必要条件にUEFI とTMP2.0があり、IntelチップセットP45のCore2QuadのパソコンはレガシーBIOSでTMPはありません。

そのため、通常はWindows11をインストールすることは出来ないのですが、ブートUSBを作成するソフト「Rufus(窓の杜))」でMBRで書き込むことでWindows11のインストールが出来ました。

パソコン構成

  • CPU:Core 2 Quad Q9650(3.0GHz)
  • マザーボード:Intelチップセット P45 ギガバイト製
  • メモリ:DDR2-800 8GB(2GBx4枚)
  • 光学ドライブ:BDドライブ
  • ストレージ1:HDD 640GB Vista
  • ストレージ2:SSD 160GB (Window11)
  • GPU:Geforce GTX750Ti
  • ネットワーク:有線接続
  • その他:データ用HDD3台、ビデオキャプチャーカード(Monster X2)

UEFIやTPM2.0などWindows11の動作条件に満たないパソコンに、現時点でWindows11をインストールして動いたとしても、今後動かなくなる可能性があります。

あくまで「とりあえず動かしてみた」の動作検証の内容です。

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RufusでWindows11のブートUSBを作成する

Windows11のブートUSB作成は、8GB以上のUSBメモリが必要みたいなので16GBのUSBメモリを用意しました。

Rufusを起動してUSBメモリを指定。

マイクロソフトのサイトからダウンロードしたWindows11のISOも選択します。

パーティション構成もGPTから「MBR」に変更します。ターゲットシステムも「BIOS」に変わるはずです。

スタートを実行すると上の画面が出てきましたがデフォルトで上2つにチェックが入ってますが、そのまま変更なしで【OK】を押します。

パソコンにセットしたUSBメモリをフォーマットするか聞かれるので【OK】を押すとUSBにISOを書き込みます。

Rufusのパーティション構成がGPTのままで作成したブートUSBメディアでWindows11をインストールしましたが、マザーボードがUEFIに対応しておらず警告画面が出てOSインストールが出来ませんでした。

通常の方法だとインストール出来ませんね。

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Windows11をインストール

パーティション構成をMBRで作成したブートUSBで起動しました。

Windows11のインストール画面はWindows10と変わらないので画像は省略していますが、「今すぐインストール」から「カスタム」でディスクを指定してインストールします。

インストールが開始される。

インストールが完了してWindows11の初期セットアップ画面。

Windows10と同じく、ネットワークに接続しているとユーザーアカウント作成でMicrosoftアカウントの登録を求められて、オフラインでアカウントが作れないです。

環境によっては、画面の隅っこに「オフラインで使用する」のような項目が表示されるらしいのですが当環境では一切なし。強制的にMicrosoftアカウントを作る必要がありそうです。

そのため、1つ前の画面に戻って物理的にLANケーブルを抜いて進めました。そしたら、ローカルのユーザーアカウント作成画面に変わり、Microsoftアカウント作成は回避できました。

セットアップを完了して、Windows11が起動してデスクトップ画面が表示されたのでインストールは成功です。

システムを確認。

2023年6月にWindows11のISOをダウンロードしてインストールしたので、Windows11のバージョンが22H2となってます。

Windows7までしかドライバが出ていないビデオキャプチャ―ボード「Monster X2」Windows10と同様に最大メモリ4GBの条件でアマレコTVとOBSで動作しましました。

Windows11で動作したMonster X2のキャプチャー画面

Windows10で動作してるドライバやソフトはWindows11でも動いてるようです。

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動作非対応の古いパソコンにWindows11インストールは得なのか

うちのデスクトップパソコン、COre2Quadと古いのでWindows10を導入する予定でしたがWindows11が動作したので、2023年6月現在パッケージ版が手に入るWindows11導入も考えていいような気がしました。

ですが、このパソコンUEFIはおろか、TPMも無く、公式ではWindows11の動作非対応なパソコンです。

非対応なパソコンにWindows11をインストールすると「Windows Updateも出来なくなる」らしいのですが、Windows11をクリーンインストールしたパソコンでWindowsUpdateを実行したところ更新ができています。

ただ、TwitterにはWindow11のバージョン「21H2」→「22H2」のような大型アップデートは、Windows11の必要条件を満たしてないパソコンではアップデートできないとの情報があり、ネットにも「通常の方法では22H2にアップデートできない」との情報もあります。

今回、公式から入手したWindows11のバージョンは22H2で2023年6月時点で最新のバージョンです。なので、WindowsUpdateの更新は小さい内容だけ可能かもしれないです。

仮に大型アップデートができないとしたら、Microsoftから最新のWindows11のISOを入手してOS再インストールや、非公式な方法もあるようですが、どちらにせよ手間がかかります。

大型アップデートがあるたびにOSを再インストールとなると物凄く面倒です。非公式な方法に至っては、対策され今後できなくなる可能性もあります。

なので、あと2年ぐらいでサポートが終了するWindows10でもいいのではないかと考えになりました。

Windows11を動作条件を満たしていないパソコンでお試しの動作検証で使用する分にはいいとは思うのですが、Windows11を購入して運用するのはMicrosoftの今後の対応が分からないのでリスクがありそうかなと…

Windows11でビデオキャプチャ―ボードなどの動作確認は取れたので、次のパソコンへ引き継げるのが分かっただけでも成果です。

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