僕は農作業中にラジオを流している人は、静かな環境で淡々と作業してるのが寂しくて時間が長く感じるからだと思っていました。
もちろん、その理由もあるのだけど山間部や山に近い場所だと他に理由があります。それは、クマなどの野生動物対策になるってこと。
ツイッターにあった情報です。
【クマの目撃情報】大東支所産業経済課からの情報です。5月22日(月)午前4時頃、一関市大東町大原字高森地内でクマが目撃されました。付近を通行する際や農作業に従事する際は、急にクマに出逢わないよう、鈴やラジオなど音の出るものを身に付け十分に注意してください。 #cfmasmo
— FMあすも 79.5Mhz (@FMasmo) 2017年5月22日
『鈴やラジオなど音の出るものを身に付け』と言っている。
岩手県関市にあるコミュニティFM「FMあすも」公式ツイッターアカウントでも、クマ対策にラジオを流すことをつぶやいてますね。
どうやら、山間部の田んぼや畑では、クマが出没することもあるらしく、音が出る鈴やラジオなどでクマが近づかないようにする必要があるそうです。
ラジオがクマ避けになる理由は、熊鈴と同じく遠くの熊が音を聞いてこちらに近寄ってこないからです。熊は警戒心が強いので、近くに人がいる気配を感じると遠くの方に逃げていきます。
ただ、一つだけ注意することがあります。
熊鈴もそうなのですが、お互い視界に入るぐらい近い距離だとクマ避けの効果はありません。そうなると、熊に遭遇した時の対策が必要です(僕はクマの専門家ではないので、専門家に聞くかネットで調べるのがよいかと思います)。
大口径スピーカーは大音量
農作業ともなると、広い畑で作業することになるのでスピーカーの音量が大きいほうが、離れていてもラジオを聴くことが出来ますね。
一般的なポケットラジオのスピーカー出力は100mW以下が多いですが、大口径スピーカー搭載ラジオともなると500mW以上、ポケットラジオの5倍以上の出力があります。
大口径スピーカー搭載ラジオはデジタル選局からアナログ選局までありますが、昔ながらのアナログ選局のラジオ3機種を紹介していきます。
スタンダードなデザインなので、どれも使いやすいですよ!
一部生産完了してる製品があるので内容を更新しました。(2018/2/21)
高出力640mWスピーカー搭載!ソニー『ICF-506』
- スピーカーサイズ:10cm
- スピーカー出力:640mw
- AM:35時間、FM:35時間(アルカリ電池)
- 単三電池3本
- 223.5×126.5x62mm(横x高さx奥行)
- 860g(乾電池含む)
単三電池3本なので電池の持ちは35時間と少なめですが、高出力640Wのスピーカーを搭載しています。
防沫仕様のOHM『豊作ラジオ RAD-F439N』
- スピーカーサイズ:10cm
- スピーカー出力:不明
- AM:420時間、FM:400時間(アルカリ電池)
- 単一電池4本
- IPX4(防沫)対応で雨天時使用可能
※水中での使用不可 - 185x176x99.5mm(横x高さx奥行)
- 525g(乾電池含まず)
スピーカー出力は不明ですが直径10cmの大口径スピーカーを搭載しています。
IPX4の防沫仕様なので雨の日の農作業にも使えるのが特徴。他の2機種の選局はオレンジのバーがあるのですが、こちらの製品は選局ツマミで直接チャンネルを合わせるタイプなので選局にはちょっと癖がありです。
大音量600mWのパナソニック『RF-2450』
- スピーカーサイズ:10.0cm
- スピーカー出力:600mw
- AM:64時間、FM:61時間(アルカリ電池)
- 単三電池4本
- 210.0×120.0x62.0mm(横x高さx奥行)
- 686g(乾電池含む)
昔ながらのスタンダードなデザインです。
あとがき
大音量で聴けるラジオを紹介しました。
この中でおすすめなのがソニーの『ICF-506』。
電池の持ちは35時間といまいちですが、この3機種の中でスピーカー出力最大の640mWで、昔ながらのアナログ選局なので扱いやすい製品です。
次点で、OHM『豊作ラジオ RAD-F439N』。電池の持ちも一番長く防滴仕様なので農作業など雨天での使用にオススメ。