災害が発生すると正確な情報を把握するのにラジオは必須アイテムです。
よく災害発生時はネットや近所の噂などで嘘(デマ)な情報が流れだします。正確な情報を知るにはラジオが一番なんですね。
停電になるとテレビは使えませんし、スマホのワンセグもありますがバッテリーの持ちが心配になります。その分、ラジオは電池の持ちも良いですし、昔から災害時に情報を把握するのに欠かせない定番アイテムです。
また、地域によっては臨時災害放送局の災害FM局が開局もします。
災害FM局は地域密着型なので、災害復旧情報や生活支援情報など災害が起きた後のこれからの情報が放送されています。
大規模災害になると身近なコミュニティの臨災FM局が開局する
大規模災害になると臨時災害放送局(災害FM)が開局する場合があります。
災害FM局は、災害発生時後に臨時に開局するので、災害発生直後の情報と言うよりも、これからの情報が主な内容となっています。
臨時災害放送局はAM・FMどちらでも開局可能なんですが、送信出力が小さく比較的簡単に開局できるコミュニティFM規模が多いんですね。
災害名 | 災害FM局 | 放送エリア | 期間 | 周波数 | 備考 |
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熊本地震 | くまもとさいがい エフエム | 熊本市の一部 | 2016年4月 – 4月30日 | 79.1MHz | 熊本シティエフエムのシステムを活用 |
こうささいがい エフエム | 甲佐町の一部 | 2016年4月23日 – | 80.7MHz | ||
平成30年西日本豪雨 | くまのちょうさいがい エフエム | 熊野町 | 2018年7月14日 – | 77.3MHz | 放送は1日4回30分程度 |
さかちょうさいがい エフエム | 坂町の一部 | 2018年7月20日 – | 79.3MHz | 放送は1日3回 |
※参考資料:Wikipedia(臨時災害放送局)、災害FM局公式ページ
過去の災害で開局した災害FM局です。周波数もFMが使われていますね。
最近は、AMラジオ局の災害対策にFM補完放送(ワイドFM)が開局してるのでFM受信できるラジオは必要不可欠です。
災害に役立つ防災ラジオ
ソニー「ICF-P36」は単三電池の2本で100時間以上の長持ち
- 単三電池2本
- スピーカー使用時(アルカリ電池):AM110時間、FM100時間
- アナログ選局
- FM 76MHz – 108MHz
- AM 530kHz – 1605kHz
アナログ選局ではありますが、電池の持ちが100時間を超えています。イヤホン装着でFM250時間、AM320時間なので、かなりの長時間バッテリーが持ちます。
パナソニック「RF-P155」は手頃なサイズの携帯ラジオ
- 単三電池2本
- スピーカー使用時(アルカリ電池):AM68時間、FM64時間
- アナログ選局
- FM 76MHz – 108MHz
- AM 530kHz – 1605kHz
電池の持ちは良いほうですがソニーICF-P36より少し短いです。それでも、ICF-P36と比べると一回り小さいサイズなのでで外に持ち出しやすいですね。
OHM「RAD-P750Z」 短波も聴けるマニアックなデジタルラジオ
- 単三電池2本
- スピーカー使用時(アルカリ電池):AM16時間、FM16時間
- デジタル選局
- FM 76MHz – 108MHz
- AM 530kHz – 1620kHz
単三電池2本で動作するデジタル選局のラジオです。
電池の持ちはかなり悪いですが、ラジオNIKKEIも聴けるマニアックなラジオです。デジタルチューニングなので選局も楽ですね。
単三電池2本で動くデジタル選局のラジオは今の時代あまり種類多くないんですよ。
ソニー「ICF-B99」手回しソーラーの防災ラジオ
- 単三電池2本
- スピーカー使用時(アルカリ電池):AM100時間、FM80時間
- スピーカー使用時(手回し発電1分間):AM75分、FM50分
- スピーカー使用時(太陽発電60分間):AM60分、FM40分
- FM 76MHz – 108MHz
- AM 530kHz – 1710kHz
- 手回し充電付き
- ソーラー充電付き
- アナログ選局
- 内蔵バッテリーあり
- スマホ充電機能
- ライト付き
防災ラジオ(非常用ラジオ)と言えば手回しハンドルが付いた製品が定番ですが、この製品はソーラーパネルも付いてます。
災害直後は人がお店に殺到する可能性が高く乾電池も品切れになります。電池が無くても使用できるラジオは非常時に役立ちます。