手取キャニオンロードは、去年「綿ヶ滝」まで走ったことがあり、「綿ヶ滝」から終点の「瀬女」までは6.7kmほどです。
最近、「加賀一の宮駅」がリニューアルされ中に入れるようになったので「瀬女まで自転車で行くついでに加賀一の宮駅も見てこようと」わけで行ってきました。
手取キャニオンロードは全線で急な坂はほとんどなく体力に自信がない自分にも走りやすく、加賀一の宮駅も中は綺麗で当時使われていた鉄道アイテムの展示や時刻表もそのまま残っていて廃線になる前の面影が思い出させます。
綺麗になった加賀一の宮駅と延伸された手取りキャニオンロード
加賀一の宮駅は2009年頃まで北陸鉄道「石川線」の終着駅でした。近くに白山比咩神社があって県内でも有数の初詣スポットなので、廃線後の1,2年は大みそかから元旦にかけて臨時駅として運行していたかな。
それが、最近の2019年8月の新聞に改装したとの情報が載っていました。駅舎内も入れてちょっとした休憩スペースになってます。
さらに、同年の4月に手取キャニオンロードも加賀一の宮駅まで延伸されました。
リニューアルされた加賀一の宮駅
加賀一の宮駅がリニューアルされ中に入ることが出来ます。5,6台ほどですが駐車場もあります。
- 駅舎内に入れる時間:午前8時30分~午後5時
手帳型スマホケース(ホワイト)のレンズ穴で写真に白っぽい影の写り込みがあります。
駅舎に今までなかった駅名看板が設置され、駅前スペースも綺麗になり駐車場も設置されました。駐車場側の駅舎にはトイレも完備されています。トイレ利用時間は駅舎内の利用時間と同じ。
男子トイレは、小・大と手洗い場が一緒になっているので1人しか入れません。
加賀一の宮駅の駅舎内です。綺麗です。
実は加賀一の宮駅を利用したことがないので駅舎の中に入るのは今回が初めてです。
加賀一の宮駅舎内には木製のベンチもあります。年季が入ってるので当時使われていたベンチでしょうか。
時刻表は2009年当時のもの。運賃表は1997年4月1日のものです。駅舎内はエアコンと自販機があって快適です。
窓口の中かにも入れます。当時の駅員がこんな感じだったのかなと、なんか斬新な視点です。
加賀一の宮駅のホーム側も綺麗に整備されています。写真右手は「古宮公園」。
多分24時間開放されています。駅舎のトイレが時間外でも利用できると思います。
新しく整備された加賀一の宮駅側の手取キャニオンロード
加賀一の宮駅から鶴来駅側に少し戻って、ここも整備され2019年4月に手取キャニオンロードの延伸として新しくなりました。
2017年10月に来たときはかなり荒れた状態ではありましたが、信号機や速度標識、架線の電柱などそのまま残っていて、ここに線路があった面影が残っています。
線路の場所が舗装され。信号機や速度標識なども撤去され、かつてここに電車が走っていた面影がなくなっていまいました。唯一分かるのはサイクリングロードが線路だった事?
ここから少し進むと先ほど見た加賀一の宮駅なります。
先ほどの、新しく整備された手取キャニオンロード写真後ろ側には古宮公園の駐車場が整備されています。
加賀一の宮駅より少し大きいぐらいで7,8台ほど利用できます。
なお、道の駅「しらやまさん」への橋は2019年9月30日まで工事で通れません。
飲み物補給やトイレ休憩は「加賀一の宮駅」を利用するといいでしょう。
加賀一の宮駅から少し山のほうに進みました。県道を表すヘキサには「白山市白山町」と書かれています。
起点とは書かれてないですが、加賀一の宮駅のサイクリングロードが整備される前はここまでで、ヘキサの下の地名も「白山市白山町」となっているので恐らく起点でしょう。
以前は加賀一の宮駅から一般道に出て手取キャニオンロードの起点に来たのですが、新しく整備された自転車道の坂がなだらかで自転車漕ぐのが楽になりました。
一般道と自転車道の高低差による坂って、距離が短いわりに意外と疲れるんですよ。
手取キャニオンロード終点「瀬女」まで走る
加賀一の宮駅を後にして、終点にある道の駅「瀬女」を目指しましょう。
加賀一の宮駅に来るまでに暑さに参ったので、公衆トイレの手洗い場でタオルを濡らして首に巻いて出発です。
これがなんとも気持ちが良い。
手取サイクリングロードはなだらかな坂が続きます
手取キャニオンロードは鉄道の廃線区間を利用しているので、一般道と比べて坂もなだらかで登ってる感じがしなくて走りやすいです。キツイ上り坂は最後の国道へ繋がる道だけ。
乗ってるクロスバイクはマウンテンバイク寄りのギア比で、普段市街地を走る時のギア~ちょい軽めのギアを使いながら移動してました。
途中道路と並走する歩道区間もありますが、坂というより平地に近い感じです。
途中寄り道して散策するのもよし
自転車でのんびり走っていると終点まで時間はかかるけど、景色堪能できるし風があると気持ちいいよ。
手取キャニオンロードは手取川や大日川を何度も渡るので橋の上から渓谷の眺めを楽しめるし、ひまわり畑や弘法池の名水などスポットに寄り道するのもよさそう。
夏の炎天下は要注意!
いくら風があって心地よくても夏の炎天下だと要注意です。サイクリングロード沿いには自販機も木陰も少ないから熱中症対策はしていかないとね。
手取キャニオンロード沿いに自販機は、確認した限りでは加賀一の宮駅舎内とバードハミング鳥越との交差点にある商店、道の駅「瀬女」にしか見当たりませんでした。
昨年行ったときに自販機が少ないのが分かっていたので、前日に凍らせたスポーツドリンクと、行く途中の自販機で購入したスポーツドリンク2本持ちで挑みました。
それぞれ、保冷用のペットボトルホルダーと自転車用のドリンクホルダーに入れてます。
この日は昼前で35℃になっていました。写真の場所は道の駅「しらやまさん」から国道157号線の山側の橋を渡った場所にあります。
こりゃー暑いわけですよ。
加賀一の宮駅から4.5kmと、ほどよい距離に「瀬木野休憩所」があります。屋根などはなくベンチのみあるだけで日陰はありません。
綿ヶ滝いこいの森をを越えると、「河原山休憩所」が見えてきますが、サイクリングロードから1段上がった車道側にあったので、ちらっと見ただけでどのような休憩所かは見ていません。
手取キャニオンロードの公式サイトの情報だと簡易屋根付きベンチとなっているそうですが。
ただ、「河原山休憩所」から800m進むと立派な小屋の「白山下休憩所」が見えてきます。
白山下休憩所は「サイクルステーション」にもなっており、レンタサイクルも行っているようです。この日は、お盆休みなのか入口は施錠されており閉まっていました。まだ、12時30分ですし土曜日なので普段は開いてそうなんですけどね。
トイレの入口は別にあり、そちらは施錠されていないので使えそうです。
白山下休憩所は手取キャニオンロードの起点から16.8kmにあります。ここから終点の道の駅「瀬女」まで残り2.8kmでもう少しです。
途中「加賀一の宮駅」、手取峡谷の「綿ヶ滝」にある公衆トイレ、「白山下休憩所」のトイレでタオルを濡らしていくのがよさそうです。
日焼け対策も忘れずに
服装は長袖の速乾性のあるインナーとユニクロとかで売っているカジュアルなハーフパンツです。
このハーフパンツの丈の長さは膝上までだったので、道の駅「瀬女」に着いた時には太ももの表面が真っ赤に日焼けしました。ヒリヒリ痛いので喫茶店でコーヒー飲みながら水で濡らしたタオルを当てて冷やしていました。
日焼け止めクリームは持って行ったのですけど手にだけ付けていました。腕はよく日焼けしてたので対策してたんですけどね、足はすっかり忘れて安心しきってました。
太ももはヒリヒリ。帰りも家に着くまでヒリヒリ。帰ってから温めの水風呂とシャワーで冷やして濡らしたタオルを当てて冷やしています。
なので、こう炎天下だとね日焼け対策も熱中症対策と同じぐらいに必要だということが分かりました。
しかし、長ズボンを履くと汗で蒸れるし通気性の良いハーフパンツがいい。サイクルウェアのようなピシッとした服装も苦手だし、今後は何か対策を考えねば・・・
熊対策もかねてラジオを流しながら移動
手取キャニオンロードは山間部を走るサイクリングロードなので、熊対策を兼ねてラジオを持っていきました。
途中、横が直ぐ山の区間もあるし、最近は金沢などでクマ出没のニュースやたらと目にするので、熊対策でラジオを流していました。
ラジオ流しなら走ってるのも気持ちいいものです。
最後の国道157号線との合流は坂がきつめ
白山下休憩所を過ぎると一般道の県道178号の道に出ます。自転車用専用道はここで終了。
県道178号に入り左にある手取川の橋を進むと国道157号との交差点に着きます。写真左上が国道157号の道で、高低差もありこの交差点手前が一番坂が急だった。
坂自体は距離が短いですが、ここで体力持っていかれますね。さすがに前ギアを1番軽いのにして後ろギアを2番目に軽いギアで漕いでました。
交差点に着くと国道157号の右側にサイクリングロードがあります。このサイクリングロードは短いです。直ぐに市道に入ります。
交差点の信号機は感応式(国道157号優先)なので車に注意しながら横断します。
市道に入って突き当り左に、国道157号の下をくぐります。また、国道157号との高低差が出てきましたね。
国道157号を潜って小さい集落を抜けると上り坂。さっきのキツイ坂より斜度はないですが、上を走っている国道157号まで登るので距離もそこそこあります。
ここも意外とキツイ。
瀬女まで残り1kmです。頑張ってペダルを漕ぎます。
この道の駅「瀬女」を表す目印。4kmほど前から見かけるようになりました。
白峰と一里野に分かれる交差点に着きました。スキーや白山登山など行ったこと方にとってはお馴染みの交差点ですね。
直進で「白峰」、左折で「瀬女・中宮・一里野」、右折で「金沢(R157)」に戻ります。
最後はほぼ平坦な道。国道360号を進むと道の駅「瀬女」です。もう直ぐ。
手取キャニオンロード終点の道の駅「瀬女」に到着
手取キャニオンロードの終点に着きました。加賀一の宮駅を出発して2時間ほどです。右手に見えるのが道の駅「瀬女」です。
到着時刻は13時頃。いや~暑かった。
道の駅の中の喫茶店で休憩です。冷たいパフェとアイスコーヒーが体の内部から冷やしてくれます。
道の駅「瀬女」から帰宅します
加賀一の宮駅近くが「8番」なので、かなり山奥まで来ましたね~。自宅はもっと海沿いの平地なので、かなりの距離です。
スマホのGPSアプリでの道の駅「瀬女」の標高は360mほど。下が100mと仮定して260mほど登ってますね。
ここから先は、中宮温泉や一里野、白峰へ行けますが、路肩なし連続したトンネルの幹線道路で迂回路もないので、今の自分の体力と自転車でいはさすがに行けません。
帰りに加賀一の宮駅に寄りたいので14時30分に出発。
道の駅「瀬女」の気温は31度。30度超えてるので暑いです。
帰りは下りなのでスイスイ進みました。ブレーキをかけながら時速二十数キロまででゆっくりと。
綿ヶ滝で涼んでから帰ります
帰りによる予定の「綿ヶ滝いこいの森」に来ました。
滝のみずしぶきを浴びて涼んでから再出発です。
綿ヶ滝は去年の夏にも自転車で来ました。その日が手取キャニオンロード初走行だったのですが、綿ヶ滝を見て帰ったので今年が終点の「瀬女」まで完走したのが初めてです。
「瀬女」と聞くとスキー場のイメージで山深い場所にある感じだったのですが、サイクリングロードが整備されているので自転車でも十分行ける距離にありますね。
紅葉の時期など涼しくなったらまた行きたいです。
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