北陸エリアのICOCAが福井に拡大で関西またがり利用が出来る | なんかいろいろ備忘録

北陸エリアのICOCAが福井に拡大で関西またがり利用が出来る

石川・北陸ローカル

2017年4月15日から石川県内でICOCA(イコカ)が使えるようになります。さらに2018年9月15日からICOCAエリアが福井県まで拡大で関西エリアと「またがり利用」も出来るんですね。

ICOCAのご利用エリアが大きく広がります!:JR西日本
JR西日本ホームページ

ICOCA利用に、ちょっとややこしいのが利用可能エリア。北陸エリアでも使えない路線有りますし、整理していきます。

切符を通す自動改札機は「金沢・松任・小松」駅のみです。その他のエリアはICカードのみの簡易自動改札機になります。(2017年4月15日時点)

ICOCAの他に、SuicaやPASMOなどの全国交通系ICカードも利用でる(相互利用可能)

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ICOCA北陸エリア(2018年9月15日以降)

2018年9月15日にICOCAは福井にも拡大
2018年9月15日にICOCAは福井にも拡大

2017年4月15日に石川エリアで使えるようになったICOCAですが、2018年9月15日から福井県までエリアが拡張します。

2017年4月15日からの従来のICOCAエリア
2017年4月15日からの従来のICOCAエリア

JR西日本の駅からの乗車は原則200km以内の移動でICOCAが利用可能です。第三セクターとなるIRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道から乗車した場合は、これまで通りの大聖寺駅までとなります。

JRと第三セクター(IRいしかわ鉄道・とやまあいの風鉄道)で利用エリアが異なるのも注意していきたいですね。

ICOCA対応路線は以下の路線の駅(2018年9月15日以降)

福井エリア拡大する9月15日以降でJR西日本と第三セクターで利用できるICOCAエリアが異なります。

JR北陸本線からの乗車

  • 米原~近江塩津~敦賀~福井~金沢

福井エリア拡大で関西エリアと北陸エリアが繋がるんですね。一部例外を除いて片道200km以内の移動ですが、関西までICOCA1枚で行けるようになります。

城端線(新高岡駅からの乗車)

  • 高岡~新高岡

北陸新幹線のある城端線の高岡駅~新高岡駅も対応。

新高岡駅はJR西日本ですが、新高岡からICOCAで福井に行くのは第三セクターをまたぐため使えるかは分かりません。

仮に、200km以内でICOCAの利用が可能な場合、滋賀県の木ノ本駅まで乗車できます。

第三セクター(IRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道)からの乗車

東金沢~富山~越中宮崎間から乗車の場合のみJRとエリアが異なります

  • 大聖寺~金沢~高岡~富山~越中宮崎
  • 高岡~新高岡

福井県エリア拡大でも、2017年4月15日以降と同じ現状通りのエリアとなっています。福井県には行けません。

ICOCA未対応のエリアは

新潟県の旧北陸本線はICOCA使えないので注意しよう。また、石川県と富山県でも以下のエリアは未対応。

  • 七尾線(津端~七尾)
  • 氷見線(高岡~氷見)
  • 城端線(新高岡~城端)
  • 高山本線(富山~猪谷)

もし、エリア外までICOCAで乗車してしまったら、降りた駅の窓口で、乗車駅からの運賃を現金で支払うことになる。ただ、ICカードは降車処理できてないので、証明書をもらいICOCAエリアの駅窓口で対応してもらうことになる。

ICOCAで特急券利用

ICOCAエリア内であれば、特急も利用できます。その場合、車内で特急券も必要。

特急列車でICOCA利用は福井エリア拡大で200km以上の移動が可能となります。

ICOCA長距離利用は200km以内まで(一部例外有り)

ICOCAエリア拡大で北陸から関西まで行けるようになりました。

ただし、移動距離に制限があり一部の例外を除いて原則乗車駅から200km以内となってます。

金沢駅から200km以内の駅

金沢から200km以内で行ける場所です。

  • 湖西線経由 湖西線:小野駅(滋賀県)199.5km
  • 米原経由 琵琶湖線:能登川駅(滋賀県)196.4km

ヤフー路線情報で出てきた距離です。JRの営業キロと若干距離が異なり場合があります。

京都(山科)には届きませんね。

ただ、特急利用で200kmを超えて利用することも可能なんですね。

200km以上移動できる方法

一部特例としてICOCAで200km以上移動できる方法があります

  • 在来線特急列車停車駅相互間
  • 大阪近郊区間内の駅と在来線特急列車停車駅相互間
  • 大阪近郊区間内相互発着

在来線特急列車停車駅相互間

特急列車が停まる駅同士の利用ならできます。お互いの駅の改札を通る必要があります。

金沢からだと特急サンダーバードで京都や大阪にICOCAで移動できますね。※別途特急券が必要

特急しらさぎは米原まで乗車できますが、金沢から米原までの距離は176.6kmなので200km以内になります。

特急列車の乗継はできません。金沢から大阪までサンダーバードで行き、大阪から新宮まで特急くろしおに乗車など利用できません。

西金沢から乗車して小松から特急列車に乗る事も出来ません。その場合は、小松駅で一度改札を出て再度入る必要があります。

大阪近郊区間内の駅と在来線特急列車停車駅相互間

特急列車で大阪近郊区間内に行くと、降りる(改札を出る)駅は大阪近郊区間内ならどこでも可能です。

金沢から大阪まで特急列車で行き、大阪から新快速で姫路で降りることも出来ます。大阪近郊区間内の駅で下車可能です。

大阪近郊区間を超えての移動はできません。金沢~大阪間を特急で移動して、新快速など乗り継いで岡山駅に行くことは不可能です。特急列車利用で有効な移動範囲は大阪近郊区間内までとなります。

上に同じく金沢~京都~新宮と特急列車を乗り継ぐことも出来ません。

大阪近郊区間内相互発着

大阪近郊区間内の駅で乗り降りするときに限り200km以上でも乗車可能です。

米原から播州赤穂までは229.6kmと200km超えていますが大阪近郊区間内なので移動できます。

大阪近郊区間を越える移動はできません。各駅や新快速などの普通列車で敦賀や岡山に行くことは駄目です。その場合は、大阪近郊区間から乗車して特急列車で特急停車駅に下車します。

ICOCA特例での特急列車停車駅の判断について

ICOCAで200km以上の距離を移動するときに、改札を出る時にどうやって特急列車停車駅を判断してるのか気になります。JR西のICOCAの利用を見てもややこしくて分かり難いんですよね。

単純に特急列車が停車する駅の出入り(乗降車)でチェックしていると、普通電車の移動でも200km以上移動が可能になってしまいます。なので、特急列車の車内改札で何か処理をするのではと思います。

ICOCAに「乗車駅情報と特急列車利用情報」が刻まれて200km以上移動可能になるのかなと、妄想ですが。

自動改札の駅だと特急券とICOCA2枚通すことで認識できそうな気もしたんですが、特急列車が停まる駅にICカードだけかざす簡易自動改札もあるので、この考えはどうかなとも思いました。

ただ、8月28日現時点では詳細は分かりません。9月15日で福井エリア拡大してから、どうなるかICOCA公式の情報が出ない事には何とも分かりません。

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ICOCA利用の注意点

ICOCAの注意する点はJR西日本の「ICOCAのよくある質問」に載ってあるので、改札で良く起きるトラブルについて書こうと思う。

誤ってもICOCAなどのICカードを切符投入口に入れないように

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新幹線には使えない

新幹線をICOCAで乗ることはできない。ただし、「在来線→新幹線」や「新幹線→在来線」で乗り換えた場合、在来線の運賃はICOCAで支払うことができる。

JR西日本 新幹線乗換口をご利用の場合

残金が足りない

ICOCAの残金が足りないと自動改札が通れない、改札を出る前に窓口や精算機で対応する。窓口や精算機が無い場合は、次回利用の時に駅の窓口で説明して対応してもらう。

また、残金が数10円など極端に少ない場合は、改札内に入れないので、事前にチャージする。

ICOCAの残高確認はスマホアプリで可能

おサイフケータイ対応のスマートフォンがあればICOCAの残高確認ができる。

Android端末なら『Suica check 残高確認』で確認ができる。Suicaと書いているが、PASUMOやICOCAなどでも使える。

画像の通り、ICOCAでも残高確認ができる。

iOSは端末を持っていないので確認はしてないが『パソリユーティリティ』で確認ができるようだ。

簡易改札機は「入場」と「出場」にタッチを忘れない

ICOCAなどのICカードは、「改札に入ったか」、「改札から出たか」を記録してる。駅を降りる時に「出場」のタッチを忘れ、翌日利用する場合は「入場」でエラーになるので必ず「出場」をタッチすること。

※画像をクリック(タップ)すると全体が表示されます。

電車に乗るときは『入場』、電車から降りたら『出場』をタッチ。

なお、ICOCAでは同じ駅で出入りできないのにも注意(別途入場券が必要)。

紛失時は定期券だけ対応できる

定期券タイプは、購入時に個人情報をが登録するので再発行ができて、紛失届を出した時点までの残金は保証。通常タイプのICOCAは個人情報が無いので再発行ができないので注意しよう(残金も戻らない)。

北陸鉄道バスIcaは未対応

金沢市を拠点とする北鉄バスのICa(アイカ)は使えません。北鉄バスに乗車の際や、ICaでJRやIRいしかわ鉄道が利用できないので注意しよう。

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まとめ

2017年4月15日に始まった石川県内のICOCAエリアですが、2018年9月15日に福井エリアまで拡大します。関西エリアと繋がってIC乗車券だけで行けるのもすごく感じます。

ただ、IRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道の駅から乗車したら福井県には行けないんですよね。これだけは注意したいです。

今後、敦賀延伸が決まっている北陸新幹線。石川県内の在来線は全て第三セクター変わるのが決まっているので2023年以降のICOCAエリアがどう変わるのか今後気になりますね。

200kmを超える長距離移動でのICOCAの利用は例外条件があるので、JR西日本のサイトで詳細に目を通しておくとよいです。

JR西日本、ICOCAエリア拡大のニュースリリース

JR西日本、ICOCA利用可能エリア(PDF)

JR西日本、ICOCAエリア利用例(PDF)

JR西日本、ICOCA利用の約款(PDF)

ICOCAで移動するのも良いですけど、土日祝日ならフリーきっぷ活用することも出来ます。

ほくきっぷ(北陸エリアフリーきっぷまとめ)

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