もう10年以上乗っているGIANTのクロスバイク「CROSS 3000(2007年モデル)」のリアディレイラーのロー側トリガーが3速~1速に入らなくなってしまいました。
通常、トリガーを前に倒すと引っ掛かりと共に「カチッ」という音がするのですが、引っ掛かりがスカスカで音も鳴りません。
それで、シフトレバー交換しようと今のクロスバイクで必要なパーツを調べていました。
ただ、交換すると費用と作業の手間がかかるので、その前に、もうどうにでもなれってことで変則不調のシフトレバーを直せないか色々試しました。
3速~1速に入らない変速レーバースカスカの症状
後輪リアディレイラー側のシフトレバーを7速~4速までは、問題なくギアチェンジが出来ます。ただ、4速→3速にギアが入りません。引っ掛かりも無くスカスカで空ぶってる状態。
実は、この症状の前兆は数年前からありました。
4速→3速にしようとトリガーを倒すと、鈍い感触はあるものの変速が出来る。でも時々急にトリガー倒すときの力が抜けた感じになって変速できない。
この時、慎重にゆっくりトリガー倒すと(なんとかトリガーの噛み合いがあってか)変速できることがあります。
それが、いつの間にか完全にダメ。今ではスカスカで3速~1速にギアが入りません。
スカスカ変速レバーにクレ5-56吹きかける
自転車はタイヤなどにゴムや樹脂製のパーツが使われていて、そのゴムや樹脂製にあまりよろしくないKURE556はあまり使いたくありません。
KURE556で錆びた鍵穴など良くなることがあるらしいので、どうせ変速レバー交換するからとKURE556を吹きかけた。
シフトレバーのカバー外したて、上から556吹きかける。
雑巾などでガードせずにそのまま吹きかけたから垂れてタイヤについたので、あとで水洗いした。
結局は何も変わらずで、やっぱりシフトレバー交換するしかないかと諦めかけた。
シフトチェンジがスカスカなのクレ556で洗浄するとよくなるとネットにあったけど、完全に無理そうなので来月シフトレバー交換予定です。
— こたつねこ@弱小ブロガー (@coronblog) 2017年5月19日
スカスカ変速レバーの原因は歯車に当たっているパーツの位置
また後日、シフトレーバーのカバー外して中をじっくり見てみる。
そしたら、トリガーの歯車に当たっている部品が明後日の方向を向いていた。
何となくだけど、変速できない原因が分かったかもしれないから、その症状を書いておくね。
各部品の名称が分からないので適当に名付けています。
中には、トリガーと連動する歯車が2枚入っています。名称が不明なので、本歯車と補助歯車と呼びます。
緑で囲んでる所に2枚目の小さな補助歯車的なものがあり、トリガーから続いてる金属の部品がこの補助歯車に噛み合わない。
絵下手なのは申し訳ない。変速時に金属のこの黄色い部品が補助歯車に押されてワイヤーが引っ張られて変速する仕組みのよう。
ただ、黄色い部品が明後日の方向にそっぽ向いてて噛み合わない。
トリガーを限界まで押し倒すと、この金属の部分が本歯車(トップに変えるときに使う歯車)にあたる。7~4速まではこの本歯車に当たってギアチェンジできる。
しかし、3速以下にする補助歯車に金属の部品が当たらないため変速できない。
これが、変速レバーがスカスカになって変速できない原因になっていた。
スカスカ変速レバーの対処方法は金属部品の向きを変える
この金属の部品がそっぽ向いてたので、ドライバーでガチャガチャして向きを変えた。
金属部品の向きを変えようとドライバーを隙間に入れて試した。
六角レンチを使ってこのように。
実際は、レバーを少し押した状態でやっている。
そしたら、レバーを戻す時に補助歯車に当たるカタカタっとした感触が出てきた。
おっ行けるんじゃないか!
さらに六角レンチで何度もカチャカチャと内側に動かそうとする。
そしたら1速まで変速できた
絵で描くとこんな感じ(下手なので細かい指摘は無しで)に黄色い部品が補助歯車に噛み合って変速できた。
まとめ
原因は
絵で描いた黄色い金属部品の軸の所が固くなって動かなくなったから。
クレ556で洗浄して、ドライバーで動かしたことで金属部品が内側に向きを変えたので補助歯車に当たるようになった。
もし、変速レバー(ロー側)がスカスカで入らなかったら、カバーを開けて症状を確認してみては。
変速レバー変えなくて済んだけど、シフトとブレーキワイヤーとブレーキシューは劣化してるから交換しないとだし、ついでにレバーも新調しようかな・・・
ではまた^^
追記(2017/7/8)
最近同じ症状が再び出てきたので、新しく変速レバーを交換することにしました。